小学校・中学校の教育関係者の方へ

地域でする子ども向けプログラミング教育

東京都北区での地域型子ども向けプログラミング教育の成功事例 NPO法人プログラミング教育研究所

ご挨拶: プログラミング教育は地域でできる!

NPO法人プログラミング教育研究所では、2018年4月1日より、東京都の北区教育委員会と協働し、以下の活動を行ってまいりました。

1. 学習支援ボランティアの育成
2. 無料のプログラミング教室開催
3. 北区こどもプログラミングコンテスト

 この活動を通じて、2,000人を超えるたくさんの子ども達から「プログラミングを学んで楽しかった」「やってよかった」と言う嬉しい反響をいただいております。

今回は、「子どもへのプログラミング教育にどう対応したよいかわからない」とお悩みのみなさまへ、当NPOが東京都北区で行なっている活動をご紹介します。

2019年5月
NPO法人プログラミング教育研究所
所長 伊藤 功一

事業目的

2020 年プログラミング教育の小学校での必修化を見据え、 「教育先進都市・北区」にふさわしいプログラミング教育のありかたを 地域が一体となって創造する。

2018年度・活動概要

期間

2018年4月1日〜2019年3月31日

教室の実施

131.8時間・108回

教室の参加者

2,282人

1教室あたり

73.2分・21.1人

ボランティア登録講習

2回

参加ボランティア数

80名(高校生からシニアまで幅広い年齢層)

コンテストの実施

1回(2019年1月)、応募作品77作品

活動エリア

東京都北区

小学校(8校)・中学校(2校)

学習支援ボランティアの育成

プログラミング教育ができる人材は地域にいる!

・本年度、2回実施したボランティア講習で80名が登録

・高校生からシニアまで幅広い年齢層

・ボランティアを中心に当NPOと共にプログラミング教室を開催、コンテストを実施

・毎回 4 名~8 名程度のボランティア参加により、文化センターおよび小中学校で教室を開催

予想より多くのボランティアが集まり、区民の関心の高さを実感
80名中、34名は2019年度もボランティア活動を継続

自治体は運営支援のほか、教室会場の提供でも協力

北区の文化センター・小中学校でプログラミング教室を開催

文化センター

赤羽文化センター・中央公園文化センター・滝野川文化センター

小学校

八幡小学校・滝野川第三小学校・岩淵小学校・十条台小学校・赤羽小学校・袋小学校・神谷小学校・赤羽台西小学校

中学校

桐ヶ丘中学校・赤羽岩淵中学校

プログラミングを楽しく学べる2教材を採用

90分の講義時間の中でどちらかの教材を使って学習する

Code.org

Code.org(コード・ドット・オルグ)は、画面上のキャラクターをプログラムで動かすもので、図形をかいたり、ゲームを作ることができる。 5年生用の算数の授業向けには、多角形を描くプログラムを書くなど、応用的な学習にも使える。

micro:bit

micro:bit(マイクロビット)は、自作のプログラムを簡単にインストールできる小さなコンピューター基板。 基板上のLEDライトをプログラムで切り替えるほか、モーターをつなげて、ロボットカーをつくったり、スピーカーをつなげて音楽をならしたりできる。

教育委員会・NPO共催では都内初事例

プログラミング・コンテストを実施

学習のきっかけ作り・成果発表の場として

2019 年1月27日(日)、第1回北区こどもプログラミング・コンテスト優秀作品発表会を実施した。

民間主導ではなく、教育委員会と NPOの共催として行われるプログラミング・コンテストは都内初めて。

区長、教育長、坂村教授など豪華な顔ぶれのなか、応募作品 77 作品の中から、優秀作品 5 作品の紹介と各賞の表彰をおこなった。

プログラミング教育は地域でできる!

以上ご紹介した2018年度の活動を通じて、当NPOでは、「プログラミング教育は地域でできる!」という思いを確かなものにしました。「プログラミングを学んで本当に良かった」という、2,000人を超える子ども達の反響を目の当たりにして来たからです。

ただし、地域でのプログラミング教育を成功させるには、自治体の協力、地域のボランティア人材の育成と活用、これらを運用する組織の連携が必要不可欠です。

そのため、当NPO法人プログラミング教育研究所では、これまでの活動で得たノウハウをぜひ様々な地域の教育関係者のみなさまに役立て、地域での子ども向けプログラミング教育に貢献したいと考えております。

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